マールM&Aセミナー「スタートアップ投資に係るバリュエーション上の論点と上場企業のリスク管理」のご案内
来る3月13日、マール主催「スタートアップ投資に係るバリュエーション上の論点と上場企業のリスク管理」が開催されます。事業会社経営企画、財務・経理、法務担当、弁護士など関連分野の皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2024年3月13日 (水)15:30-17:00
講師:アルファフィナンシャルエキスパーツ・マネージングディレクター 池谷誠(経歴等はこちら)
お申込み:詳細な案内およびお申込みはMARR Online (こちら)からお願いいたします。
1.目的・狙い
スタートアップ企業への投資やM&Aが広がる中、これら企業の評価については数多くの「壁」が存在しています。スタートアップ企業の多くは売上や利益が存在しない、あるいは限定的な実績しかなく、成熟企業と比べ、将来の成長シナリオやリスクの構造も複雑であるためです。また、優先株などスタートアップ特有の資金調達手段の評価のためにはオプションプライシングモデルなど特別なアプローチも必要とされます。そのような課題がある中で、上場企業が投資家となる場合、どのように投資の合理性を担保するか、ガバナンス上の関心が高まっています。本セミナーでは「スタートアップ・バリュエーション」(中央経済社)の著者である池谷誠氏がスタートアップ企業に特徴的な評価上の論点、およびシナジーなど事業会社が投資家となる場合の留意点などについて解説します。
2.主な内容
① スタートアップ投資・M&Aの現状と上場企業にとってのリスク管理上の論点
・資金調達・M&A市場の状況
・公正価値評価に係る会計上の要請
・価格交渉におけるバリュエーションの役割
② アーリーステージ企業の評価手法
・スコアリング・カード法
・ベンチャー・キャピタル・メソッド
・ファースト・シカゴメソッド
③ マーケットアプローチ
④ インカムアプローチ
・事業計画に係る論点
・スタートアップ企業に係るDCF法評価の特徴
⑤ オプションプライシング法(OPM)
・基本的モデル枠組み
・J-KISS型新株予約権評価、新株予約権付融資への応用